fukuinsho

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人間として嫌われていても、「性の対象」として好かれている人と言ったら、あなたは
何人の名前を出せますか?

フィクションの世界だと、性奴隷を飼い慣らしている畜生などといった形で多くの女性
を性的依存にさせている男性が出てくるわけですが、現実の世界でも同じような状況は
ゼロではないとはいっても、すぐには出てこないのではないでしょうか。

しかし、性奴隷やセフレなどといった形で主従関係を構築できても、互いに信頼できる
人間関係を構築することはできませんし、恋愛対象になることもありません。

どれだけ女性を支配下においても、孤独感が解消できないのです。

恋愛コンサルタントの楓涼さんは、「一人勝手なコミュニケーション」をしているのが
原因だと指摘しますが、この状態に陥っている本人は自覚できないケースが大半です。

その結果、「自分の事を理解できない人間しか集まってこない」と誤解した上で、更に
孤立するという悪循環に陥るわけですが、外側に原因があると考えるうちは改善しよう
とも思わないわけですから当然の結果と言えるでしょう。

もちろん、運良く自覚することが出来ても、どうすれば好かれるようになるのか分から
なければ改善することはできませんし、結局は無理だと思って諦めてしまうのです。

楓さんも、ルールが分からなければ行動のしようがないし、自分勝手に動いてもルール
破りをしでかすだけで逆効果になりかねないと警告します。

動物実験などで、ルール破りをしたらペナルティを課すといったことを繰り返している
うちに自然と学習してルールを教えなくても守るようになるといったものがありますが
人間で同じようにやると、多くの場合、学習するまでに人間関係が全て崩壊します。

人間関係の場合には、一発アウトになることも珍しくありませんから、何度も同じこと
を繰り返して学習するといった悠長なことをする余裕があるのは幼児までです。

大の大人ともなれば、経験を通じて学んでいては手遅れですから、他人や教材などから
教わる必要があるわけです。

shosai